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『FORTUNE〜フォーチュン〜』観劇 感想 [観劇しました]

もうちょっと前の話ですが
森田剛主演「FORTUNE」観劇しました。
席的にはちょっと遠目でした。


感想。
まず、しょっぱな、鶴見辰吾さんのラップと歌で始まるのにびっくりした!
その後も鶴見さんは、演技場面は少なめでやたらラップでした。
演技するシーンもあったけど、もう少し演技を見たかったな…
なんかもう最近チコちゃんでの印象が強すぎて^^;
剛君はやっぱり声とか間とか身体の動きが良い!
田畑智子さんも声が良かったし、さすがって感じでした。
吉岡里帆さんはかわいいしスタイルいいですね。
演技は、ちゃんとしているという感じで、
舞台ならではの色気的なものがあまり見えなかったので
役柄のせいもあるけど、可もなく不可もなく。

話の内容は、腑に落ちないというか、理解しきれなかった。
理屈でわかっても心でわからない感じ。
宗教的なところとか、
ある程度社会的には成功しているのに
中年男が年の離れた女性に惚れて、
その女性の気持ちを理解してみようとして
薬物を試してみるとか、魂売って女性を手に入れようとか
する気持ちがわかりにくかった。
たぶん、惚れるほど魅力的に見える存在に描かれてなかった
というか、主人公がああいったタイプの女性に惚れそうにも
見えなかったというのもあるのか?
むしろルーシー(田畑)に恋してるようにも見えた。
でも、後半主人公が崩壊していく様は見ごたえあった。
剛君のダンスシーンがとにかくすごい!
これが見られただけでも行った甲斐があったほど。
そして警官と話をしていて、相手にしてもらえていない中、
ああ、絶対警官2人殺されるぞ、くるぞくるぞ
やっぱり…な描写とか
母親との会話のすこし甘えた透明感のある声とか。

そして正直見た後、3日間位、すごくブルーな気分に。
それぐらい視覚的にインパクトがあって。
光と闇の使い方、色と使い方、小物のちらし方、
人の配置や歩くラインとかも。
とてもデザイン的、アートな感じでした。

マギー(吉岡)の旦那さまが工事で
コンクリート生き埋めになった事実。
主人公が死ぬ約束の日のカウントダウンかのように
砂が落ちていく砂時計のような表現。
ガラスケースのような監獄が
すーっと舞台奥に移動し砂(土)に埋もれていき
もがく主人公(剛君)の姿がラストシーンという衝撃。
全部韻を踏んでいるみたいな内容になっているのですが。
ラストのもがきっぷりが夢に出そうで怖かった。
ゲーテのファウストを読んだら
もっと理解できるのだろうか?
たぶん家にあるから読んでみるかな…


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シマリス

鶴見慎吾は、金八先生の保君からここまで
息の長い俳優になるとは思いませんでした。
舞台も楽しそうですね!
by シマリス (2020-03-11 23:33) 

ふにゃいの

>シマリスさん
十五歳の母ですよね。
懐かしいですね。見てました。
金八先生は第一シリーズしか
ちゃんと見たことがないので印象が強いです。
by ふにゃいの (2020-03-13 21:40) 

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